絶対利得と相対利得

無線通信において、アンテナ利得はアンテナから放射される電力の強度の指標になります。

この記事では利得の定義と絶対利得、相対利得について説明します。

利得の定義

アンテナの利得は、アンテナの放射する電力と基準アンテナが放射する電力の比で定義されます。

この基準アンテナには普通2種類あり、等方性アンテナと半波長ダイポールアンテナがあります。

等方性アンテナを基準にしたものを絶対利得、半波長ダイポールアンテナを基準にしたものを相対利得と呼びます。

絶対利得

アンテナの放射電力と等方性アンテナ(アイソトロピックアンテナ、無指向性アンテナ)の放射電力の比を絶対利得と呼びます。

利得はデシベル(dB)で表されますが、等方性アンテナを基準にしたときの利得の単位はdBiになります。

相対利得

アンテナの放射電力と半波長ダイポールアンテナの放射電力の比を相対利得と呼びます。

相対利得の単位はdBmを使用します。

半波長ダイポールアンテナの絶対利得は2.14dBiなので、

\[0\ \mathrm{dBd}= 2.14\ \mathrm{dBi}\]

という関係が成り立ちます。

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