CanSatとは?

CanSat

CanSatはCan Satelliteの略で,缶サイズの人工衛星のことです.

人工衛星といってもCanSatは教育用の人工衛星で,地上での実験を通して人工衛星の設計や運用を学ぶことを目的としています.

CanSatは人工衛星と同じような機能を持ちます.(マイコン,センサ,アクチュエータ,GPS,カメラ,無線機など)

人工衛星は宇宙でミッションを行いますが,CanSatは地上で何らかの模擬ミッションを行うことで人工衛星の学習を行います.

CanSat競技

CanSatは競技となっており,世界中で大会が開催されています.

有名なものでは,アメリカのブラックロック砂漠で行われるARLISS,秋田県の能代市で行われる能代宇宙イベントなどがあります.

CanSat競技は主に,カムバックコンペティションとミッションコンペティションに分かれます.

カムバックコンペティション

カムバックコンペティションは気球やドローン,ロケットなどを使って上空からCanSatを投下し,自律制御であらかじめ決められた目的地を目指す競技です.

最終的なゴールからの距離やゴールに到達するまでの時間が評価されます.

カムバックコンペティションで主に使われるのはランバック方式とフライバック方式です.

ランバック方式はタイヤとモーターのついた2輪ローバーのような形状のCanSatを使って地上を走行することでゴールを目指します.着地の衝撃に耐えられるかどうかや障害物の回避,スタック(動けなくなること)からの脱出をいかに行うかが争点になります.

フライバック方式は地面に着地する前にパラフォイルを展開し,そのパラフォイルを操縦することで滑空によってゴールを目指します.強風にどう対処するかが難しく,ランバックに比べて成功率は低くなります.

ミッションコンペティション

ミッションコンペティションは個人やチームでミッションを設定し,その達成率を評価するものです.

ミッション内容は幅広く,上空での放出から地上に着地するまでカメラで写真を撮影し地上局に送信するというミッションや,落下中の姿勢を制御するというミッションなどがあります.他にも様々なミッションがあります.

CanSatで学べること

CanSatはその設計から製造,競技当日の運用まで行うため,数多くのスキル(構造設計,シミュレーション,電子回路設計,基板設計,半田付け,組み立て,プログラミングなど)を身につけることができます.

また,設計のスキルだけでなく,プロジェクトを成功させるためのプロジェクトマネジメントや予算管理,各種試験なども学ぶことができます.

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